*ことりーぬ日記*

目標は優しく可愛いおばあちゃん*おうち喫茶とハンドメイドと映画を主成分とする日々の暮らしを綴ります*

*手仕事とコーヒー豆を挽く時間*

”でも月がきれいだったよ。”

 

ラインで送られてきた友人の言葉に心が動いた。

 

ふだん、めったに詩的な言葉を発しない人なので、

なおさら素敵に響いたのかもしれない。

 

かすかなジェラシーさえ感じたのは、

最近の私が夜空を見上げることのない暮らしをしていたからだろう。

 

 

三人の子供たちが巣立ち、社会人となった今、

私は自分のために使える時間をたくさん持てるようになった。

 

時間を取り戻そうとするかのように

あれもしたい、これもしたいと欲張って

1日の中に複数のことを詰め込もうとしていた気がする。

結果、いくつかのことが中途半端になっている。

 

やりかけの仕事がある。

集中して、ちゃんとした節目まで終わらせよう。

 

私の小さなお仕事はハンドメイド作品をつくることだ。

 

 

小さなウサギさんは完成している。

洋服を仕上げましょう。

 

 

小さなスナップボタンを付けたり

襟の飾りボタンを付けたり・・・。

 

 

洋服を着せたら、写真撮影をする。

 

 

いろんなポーズで撮影をして、

手作りサイトminneに10枚ほどの写真を掲載する。

 

これでOKです。

ここまでやると、小さな達成感を味わうことができる。

購入してくださるお客様のお手元に届けば、もっと大きな喜びを味わえる。

 

さて、コーヒーでも淹れましょうか・・・。

 

 

久しぶりに珈琲豆を買った。

 

あとで気づいたことだが、カフェインレスコーヒーだった。

"Time to bed   DECAF"

ちゃんと表記されているのに、見ているようで見ていなかったのだ。

 

今日はちゃんと見て、コーヒーを淹れてみよう。

 

 

パッケージを開けると

久しぶりの香りに思わずうっとりしてしまった。

はやくも五感が刺激され始めている。

 

 

これでゴリゴリ・・・ゴリゴリ・・・と豆を挽くのも久しぶりだ。

コーヒーにハマっていた頃、一番好きな作業はこれだった。

音と手に伝わる感触が楽しい♫

 

 

コポコポする時間・・・・なんか、いいです。

落ち着きます。

 

 

       「ホットコーヒーのお客様。

             どうぞ、ごゆっくり。」

 

今日の喫茶『妄想』。

コーヒーを運んでくれたのはアルバイトらしき青年です。

いや、若く見えるけれども、意外と店を任されていたりするかもしれません。

小さな喫茶店ですから。

正直そうな感じの良い笑顔を見せてくれました。

 

今日もチコレートを添えてくれている。

う、嬉しい♡

 

妄想です。

すべて私の妄想なのに、心から喜んだりして

お得な体質と言って良いかもしれません。

 

 

思っていた以上にコーヒーは美味しかった。

2年ぶりくらいに丁寧に淹れたので、

そう感じたのかもしれないし

 

ちゃんと味わおうと意識していたから

味わうことができたのかもしれない。

 

パッケージにある

”香ばしく、マイルドな味わい。

 ナッツの香ばしさと、ほのかなバニラと黒糖のような甘い余韻。”

 

そういうものをいつもよりは繊細に感じられた気がします。

 

 

ごちそうさまでした。

 

八月の最終日。

猛暑の中、よく生き延びてきたねと

誰とでもいいから、お互いを讃え合いたい気持ちです。

涼しい喫茶店でひと休みしたりして

どうか皆様、今日という日を健やかに生きぬきましょうね。