*わたしがブログを書く理由〜考えてみた*
とりわけ人生の後半において”どんなふうに年齢を重ねていくのか”ということに
強い関心を持って生きてきた。
人生の後半に大きな期待をよせて生きてきたと言い換えることもできる。
人生前半に悩み多き時間を過ごしたせいかもしれない。
少なくとも私の周りにいた友達よりは
悩みの理由となる出来事をより多く抱えていた。
ほとんどの友達が進学や恋愛や就職にまっすぐに悩んでいた頃
私はその他にも大きな事案を抱えていた。
・大好きな母が病気で亡くなったことを受け入れて、時間をかけて再生していくこと。
・母の三年忌を待たずに再婚した父と継母を受け入れること。
・腹違いの弟の誕生を喜ぶ気持ちとそうでない気持ちの葛藤 etc.............
高校生の私にとって、ものすごく大きくて難しい複数の案件を
同時に抱え込んでいたのである。
安らぎがほしかった。
だからこそ、人生の後半は穏やかな楽しい日々であって欲しい。
作り笑いじゃなくて、心からニコニコ笑っていられる
可愛いおばあちゃんに私はなるのだ、
そんな目標が生まれたのではないだろうか。
57歳の誕生日を迎えた時、
つねづね心に抱いてきた「可愛いおばあちゃんになりたい」
という人生の目標が遠い将来のことではなく、いよいよ現実味を帯びたものになった。
世間一般の呼びかたでいうと、”おばさん”と”おばあさん”の中間にいる私。
この地点から、私が日々をどんなふうに過ごし
何を思ったり考えたりするのかをブログに書き記すことは、
私がもっとも関心をよせてきた
人生の後半において”どんなふうに年齢を重ねていくのか”
というテーマに、丁寧に向き合うことにほかならない。
ありのままの日々を書き記そうと始めたブログだが、
始めたことで、私の日々はよりイキイキと活性化している。
心が動いたり、強く興味を惹かれることがあれば
ブログに書きたいと意識しているため、
好きな映画やドラマを見るとき、小説を読むときも
登場人物のどの台詞に自分の心は惹きつけられるのか
ストーリーの結末に自分はどんな感想を抱くのか・・・・・
注意深く客観的に、自分じしんを観察するようになっている。
作品の味わい方に繊細さと深みが増したということだ。
お菓子作りや料理が好きなので、
小説やドラマに美味しそうなものが登場すると
食べたくなったり作りたくなったりする。
ブログを始めていなければ「食べてみたいけど、作るのは面倒くさい」
それで終わっていたことが、今は違う。
アクションがある。
冷蔵庫に材料があるかをチェックする。
ないものを買いに出かける。
実際に作ってみる。
写真撮影をする。
食べて幸せを噛みしめる。
書き始めて3カ月ほどではあるが
今のところブログはポジティブな変化を私にもたらしてくれている。
文章を書くのが好きな人であれば
人生の後半をイキイキさせてくれるとっておきのアイテムとして
ぜひ、ブログをお勧めしたい。
皆様の今日が良い1日でありますように。